「平熱が35℃台」「冷え性がひどくて冬だけでなく夏もつらい」…そんな低体温体質の悩みを抱える女性は少なくありません。低体温は、免疫力の低下や代謝の低下、ホルモンバランスの乱れにもつながりやすいため、放っておくとさまざまな不調の原因になります。
この記事では、低体温体質の原因と発酵食品による改善法、日常生活での取り入れ方をわかりやすく解説します。
低体温体質とは?そのリスクとは?
一般的に、健康的な平熱は36.5℃前後といわれています。しかし、現代人には平熱が35℃台という人が増えています。
低体温による主な影響:
- 免疫力の低下(風邪をひきやすい、アレルギー症状が出やすい)
- 基礎代謝の低下(太りやすく痩せにくい)
- 血行不良(冷え性、肩こり、頭痛など)
- 女性ホルモンの分泌低下(月経不順や不妊傾向)
- メンタルの不安定さ(自律神経の乱れ)
なぜ現代人は低体温になりやすい?
現代社会では、以下のような生活習慣が低体温の原因になっています。
- エアコンによる体温調節の低下
- 運動不足で筋肉量が減少
- 食生活の乱れ(加工食品中心、栄養の偏り)
- 過度なストレス
- 入浴習慣の変化(シャワーだけで済ませる)
これらを見直すことで、体温を正常化し、体の機能全体を底上げすることが可能になります。
発酵食品が低体温体質に効く理由
発酵食品は、腸内環境を整えることで体の代謝機能や血流を改善し、体温の底上げに貢献します。
具体的な作用としては:
- 腸内フローラのバランスを整える → 善玉菌を増やし、腸内の炎症を抑える。腸が温まりやすくなる。
- 代謝酵素の働きを高める → 体内の酵素活性が促され、エネルギー産生がスムーズに。
- ビタミン・ミネラル吸収の促進 → 特にビタミンB群や鉄分、亜鉛などの吸収を助け、血流や体温の維持に貢献。
低体温改善におすすめの発酵食品
食品 | 主な効果 | 摂取タイミング |
---|---|---|
納豆 | 筋肉の材料となるたんぱく質とビタミンKで血流促進 | 朝食にご飯と一緒に |
味噌 | 発酵大豆+塩分で内臓から温まる | 味噌汁にして朝晩に |
甘酒(米麹) | ブドウ糖と酵素がすぐにエネルギーに変わる | 朝食前やおやつ代わりに |
キムチ | カプサイシンの発汗作用+乳酸菌 | 夕食の副菜として |
ヨーグルト(常温) | 乳酸菌とたんぱく質で代謝活性 | 寝る前の1時間前に |
※冷たい状態で食べると逆効果なので、「常温以上」で摂るのがポイントです!
発酵食+αで体温アップ!生活習慣の見直しポイント
- 白湯やハーブティーをこまめに飲む → 体内の水分を温かい状態で保つ。
- 入浴は38〜40℃のお湯に15分以上 → 血行が促進され、自律神経も整う。
- 1日30分以上の軽い運動(ウォーキングやストレッチ) → 筋肉量を維持・増加して熱産生アップ。
- 朝日を浴びて体内時計を整える → ホルモン分泌が正常になり、代謝がスムーズに。
- 糖質の摂りすぎに注意 → 血糖値の乱高下が自律神経を乱すので、食事はバランス重視。
継続がカギ!低体温から脱出するための1日の食事例
朝:
- 白湯
- 納豆ご飯+味噌汁+温野菜
- 甘酒(米麹)
昼:
- 玄米おにぎり+野菜たっぷりスープ
- 発酵漬物(ぬか漬けやキムチ)
夜:
- 鶏肉と根菜の味噌煮込み
- 副菜にキムチや発酵大豆食品
- 食後に常温のヨーグルト
このように、体を温める工夫をしながら発酵食品を取り入れていくと、徐々に平熱が上がり、全身の巡りも改善していきます。
まとめ:発酵食で“温活”、冷え知らずの体へ!
低体温体質の改善には、発酵食品を習慣的に取り入れることが非常に効果的です。腸内環境が整い、代謝が活性化し、血流もスムーズになることで、内側からしっかり体を温めてくれます。
「なんとなく冷える」「体がだるい」と感じているなら、まずは毎日の食卓に発酵食を1品プラスしてみましょう。少しずつ続けることで、平熱アップとともに、健康と美容の土台が整っていきます。
コメント